気になるいろいろな問題 その3
マイナス金利
すでに欧州でも実施されているが、まさか日本が…、
そう思われた方が大勢おられたと思います。
私も経済学者ではないので詳しいところは専門家に任せるとして、
今、その影響がどう表れているのか見てみようと思います。
まずは世界のマネーが為替相場でどの様に流れたのか?
このところ、中国経済成長の陰りで世界の通貨が、
じわじわと円買いに動き始め、円高傾向になって来ていましたが、
1月29日マイナス金利発表と同時に、
為替相場は一気に円安(3円安)に振れました。
この時の理由は、マイナス金利=円安=株高という当たり前の理屈で、
これから日本の円は金利が下がり続けるかも知れない…
そのような思惑から世界のマネーが円を売ってドル買いに走ったと思われます。
日銀も、しばらくは円高に歯止めが掛かるので、
日本の株式相場もそれを好感し、持ち直すだろうと思っていたかもしれません。
ところが、安心したのも束の間で、
昨年12月に金利を上げたばかりのアメリカの経済指標が、
予想を下回り始めたのを理由に、今度は一転、ドル売りの流れとなり、
相対的には、極端な円高に逆ブレを起こしてしまいました。
約2週間弱(1/30~2/11迄)で、一気に円高(10円高)が進んでしまい、
株価も15000円台に落ち込んでしまった、
と、いうのがこの間の動きです。
日銀の黒田氏すら極端な円高を予測出来ていなかった訳で、
素人の私には想像もしなかった結果です。
原因は色々あるとは思いますが、関連記事を読んだ限りでは、
ドルの金利上昇(買い)の潮目(織り込み済み)が売りに変わっていて、
マイナス金利の当たり前の理屈を飲み込んでしまった為、
と言うのが私にとって一番わかりやすい原因でした。
そこで話は変わりますが、