重力波
地球から13億光年離れた二つのブラックホールが合体したときの重力波が検出されました。
あ、そうですか…すごいですね!
とは言うものの、宇宙の話や量子物理学の説明を聞く時、
もう一つ「分かったような分からないような」気持ちになりませんか?
時間と空間があまりにも大きいスケールで語られたり、
逆に原子やニュートリノなど極小世界の動きを数式を使って探求した結果から、
「こういう事ですョ」と、結論だけ説明されるからだと思います。
例えば冒頭の「地球から13億光年離れ…」だけとってみても、
宇宙が生まれたのが約137億年前 、地球が生まれたのが約46億年 前とか、
そして人類の祖先がおよそ800万~500万年前 と言うように、
単位が自分の誕生日と比べようがないくらい、大きな時間と空間の話になるのも、
「宇宙の話=夢=ロマン」と繋がっていく為だと思います。
その夢のような話に戻りますが、
今までの天体望遠鏡は「光」を利用して宇宙を探索していて、
月の光を地球で見るのは2秒後、太陽の光は約8分後、
地球から一番近い恒星「おおいぬ座」のシリウスの光は7年後と言うように、
宇宙の過去の映像を見ていることになります、
おもしろいですね、未来へ行けない過去専用タイムマシンみたいなものです。
ところが、宇宙誕生(137億年前)から38万年の間は光の無い世界だから
どんなに頑張っても今までの望遠鏡では宇宙誕生の様子は絶対見れないと、
諦めていたのが、今回の重力波の観測成功で可能性が出てきたというわけです。
地球から13億光年の所にある2つのブラックホールが、
13億年前に合体衝突するときに出た重力波が今(2016/2/11)地球に届いた、
と言う事は137億年前 の宇宙創世ビッグバンの様子は重力波で見れる事になるから、
高性能重力波望遠鏡(過去専用タイムマシン?)を作って、
光の届かない宇宙の探索を続けられる。
重力波の観測が出来たことは、世界の科学者が喜ぶとともに、
アインシュタイン博士も(あの世で)理論が証明されて喜んでいるでしょう。
兎に角、宇宙の話は大きすぎて現実離れしてしまいます。
宇宙誕生137億、太陽が生まれ、それから地球が生まれたのが約46億年前と言われ、
太陽の寿命が100億年といわれ、あと55億年程しかなく、
その前に太陽は膨張し続けるので地球の寿命はあと23億年程となる。
壮大な話とは別に、現実地球上では今なお殺し合いの戦争をしたり、
核兵器ミサイルを作ったり、戦争参加、殺戮の武器輸出に奔走したり、
核のコントロールも出来ていない原子力発電を続けたりと、
いつまでたっても愚かな指導者達が地球を住みにくくしている。
そろそろ、指導者の入れ替えをして人類の未来を明るいものにして欲しいと思います。