ひょんなことから、名も知られていない

液体肥料の販売をする事になりました。
 
家庭菜園や園芸の肥料といえば、
有名無名たくさんのメーカーが製造した商品が、
スーパーの園芸コーナーに並んでいます。
 
形状で見ても、固形から粉末、液体と様々あるし、
液肥の場合、希釈(薄め具合)も 原液、10倍、50倍、300倍希釈、
最高で1万倍まで薄めて使うものまであって、
どれが良いのか判別がむつかしい。
 
きっとお客様も、買うのに迷ってしまい、
結局最後はお店の人に尋ねて、進められた商品を購入し、
効果を試してみる事になっているとおもいます。 
 
私は、植物に必要な肥料には、窒素、リン酸、カリ、などが有る、
これ位は知っていますが、植物の種類や状態を見て、
どれくらいの量をどれくらいの頻度で施肥するのかまでは知りません。

データーを集め、分析でもしなければ、普通の人では分からないと思うし、
さらに言えば、
土壌がバランスのとれた、フカフカの肥沃な状態になっているのか、
それとも、ミミズも住めないくらい土壌が劣化しているのか、
その辺まで踏み込めば、なおさら分からなくなります。
 
もちろん私の肥料についての学習も追いついてない中で、
名も知られていない、マイナーな液肥を、
これから販売しようというのだから、
今思えば、行動力だけは輝いていたのだと思う。
 
なぜなら己の学習不足を棚上げし、大胆にも、
「肥料と言うものは窒素やリン酸カリなどを含んでいて、
それに、なにがしかの栄養養分などが含まれていれば、
どんなものでも肥料になり得るのだ・・・」
などと仮説を立て、
自分に言い聞かせ、前を向いて走り出したのである。