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仕事と遊び [随想]

 

 

 昔、遊びで絵を描いて楽しんでいました。

ノートの端っこにチョコチョコ、教科書の右端にパラパラ漫画を描いたりと、

白い紙があると、そこに何かを描き上げるのに

あーでもない  こーでもない  と、思い巡らすのがワクワク感で満たされ、

イメージが決まると サー っとペンを走らせ一気に描き上げる。

その瞬間が創作の楽しみだったのかもしれません。

 

社会人になってからも、絵は続けて楽しんでいたのだけれど、

職場で見せびらかしたのが元で、仕事として絵を描く羽目になってしまいました。

 

製品の取扱説明書の挿絵を頼まれて、初めて締め切りという制限を体験し、

こりゃー大変なことを請け負ってしまった、と反省しました。

それでも完成したマニアル本が出来上がって自分の手に届いたときは、

格別の嬉しさを味わったものです。 

 

 


 
 
その後、 転職先でも機関紙の挿絵や、商品説明書の絵などを頼まれたりしながら、
絵を描くのは続いていました。
 
その頃は、給料とは別に原稿料も僅かばかりもらうようになって少し高慢ちきになってしまい、
「絵を描く」仕事で食べて行こうと 思い起ち、会社に内緒でCM会社の面接を受け、
その現場の熱気で 「私もこの世界で羽ばたきたい」と、舞い上がってしまいました。
 
信頼できる先輩に相談したら 、一言。
好きなことは仕事にしたらきついよ!遊びが遊びじゃなくなるから・・・
それに、収入だって保証もないよ・・・
 
それっきり、 「絵を描く」仕事で生きて行こうという考えを捨てました。
きっと自分の才能が届かない事に気づいたんだと思います。
 
それから・・・うん十年  転勤に転勤を重ねやっと仕事から解放され、
ブログで楽しんでいます。
 
2016/1/23 toshi 
 
 
 
 
 
 
 

タグ:仕事
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